![美術手帖 2006年 11月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51fJJ53XQLL._SL160_.jpg)
定価: ¥ 1,600
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発売日: 2006-10-17
発売元: 美術出版社
発送可能時期: 在庫あり。
野地 秩嘉

定価: ¥ 1,427
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人気ランキング: 467531位
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発売日: 1996-10
発売元: 新潮社
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野地秩嘉の原点を見た
M.C.エッシャーの最大の個人コレクションが日本にある。この本は、
エッシャーがこれまで日本でどのように紹介され、エッシャーのコレク
ションがどのような経緯で日本人の手に渡ったのかを、内部事情を詳細
に明かしながら語っている。
著者の野地秩嘉氏はこの本を書くために、コレクションのオーナーで
ある甲賀正治氏に会ったのではない。野地氏はもともと甲賀氏との知り
合いであり、何よりも甲賀氏の人柄に魅せられて彼のもとから離れられ
ずにいた。成り行き上、エッシャーのコレクションを手に入れる経緯の
一部始終を知っていた。そして自分がこの経緯を記録しておかなければ
ならないと考えてライターとして身を立てることを考えたのだ。
野地氏は60年代から80年代にかけての日本に活気があった時代の雰囲
気を、じわりと汗ばむような手触りとともに伝えることに長けた作家だ
と思うが、この本で語られる内容が、彼の一連の著作の原点にあるとい
うことを知った。つまり偉大な業績そのものの価値を語るのではなく、
それを残した人間の人物的な魅力を追求していくというスタイルであ
る。このスタイルは、甲賀正治氏との出会いから築かれていったのだと
推察する。
この本は、本自体の作りがスタイリッシュでとても気に入った。また
ところどころに収められているエッシャーの作品も当然のことながらす
ばらしい。美術の好きな方、美術ビジネスに興味のある方には、本の装
丁を含めて楽しめる1冊である。
絵には、「だまし絵」と呼ばれる絵があります。 だまし絵とは、フランス語の「トロンプ・ルイユ=目だまし」の訳で、シュルレアリスムで、良く使われた手法です。 だまし絵は、見る人に、色々な錯覚を起こさせます。 だまし絵の有名な作例としては、エッシャーやアルチンボルド、日本では、歌川国芳などのものがあります。 だまし絵は、単に絵画として技術的に優れているだけではなく、「騙される」という楽しみがあり、だまし絵だけを寄せ集めた画集も多く出ています。 だまし絵の代表的なものとして、現実には存在しない構造の建築物などを描いた作品が挙げられます。 また、果物や野菜などを寄せ集め人間の形などに模した作品で「寄せ絵」「はめ絵」とも言うタイプもあります。
だまし絵の世界のおすすめ
谷川 渥

定価: ¥ 1,890
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発売日: 1999-08
発売元: 河出書房新社
発送可能時期: 在庫あり。
どこがだまし絵?
この本に掲載されている絵はどれも素晴らしい絵なのですが、どこがだまし絵なんでしょうか?本のタイトルからすると、エッシャーのだまし絵を想像していたんですが、掲載されていた絵はほとんどが静物画です。
物体を本物そっくりに描く”写実主義”や、いかにも向こうに物体があるように見せる”遠近法”というテクニックをあくまでも”だ・ま・し”と呼ぶのであれば、ほとんど全ての絵がだまし絵になってしまうでしょ?
ちょっと騙された気分だ。
騙された
わたしはM.C.エッシャーのような錯覚の騙し絵を想像して購入して
しまったものです。この本の絵は一つ一つは素晴らしいです。解説も
よく書いてあるし、なんとなく不思議な気分にさせてくれます。
しかし、仕方ないことですがプリントが小さすぎて一切騙されません。
錯覚で脳を騙したいと思っている方は違った本を購入された方が
良いかと思います。
絵画をおもしろく見るための本
日本でだまし絵といえば、エッシャーなどがすぐ取り上げられてきた美術史を塗り替える一冊。本来の「だまし絵」とはなるほどこういうものかと、教えられる。だまされることを知りながら、だまし絵に見入る。著者の精緻な観察と卓抜な見解による、「絵画をおもしろく見る」ための本。この本を読めば、芸術に関する物の捉え方が変わってくるはず。知的好奇心を満たしてくれること間違いなし。必見。
ブルーノ・エルンスト

定価: ¥ 3,150
販売価格: ¥ 3,150
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発売日: 1983-07
発売元: 朝日新聞社出版局
発送可能時期: 通常1~2か月以内に発送
エッシャーの伝記と作品解説
作者のエルンストはエッシャーの友人です。
最初にエッシャーの生い立ちの話が載っています。幼少の頃の写真や妻の写真などもあります。それから年代を追って、デッサンや人物画から始まって、アイデアの下書きから、初期の版画を紹介し、本の挿絵から徐々に数学的な遊びのだまし絵を作り出す課程と、それら作品の1つ1つを丁寧に解説しています。
全ての作品を網羅している訳ではありませんが、有名な版画の数々が登場するので十分にファンの読み物としては退屈しないでしょう。
表紙の絵は1つの蛇からなる1/3が原盤になったカラーの作品で、その製作工程なども写真で見ることができます。
同著のオランダ語だかドイツ語を持っているのでこれと比較すると。
最後の2作品(表紙と同じ蛇の絵、魚が同心円に隙間なく広がる絵)がカラーで掲載されているのに、日本語版では全てモノクロです。
本の開きも左右違います。原著は左開き、日本語版は右開きです。
エッシャーの本では一番いいと思う
単純に画集を買いたいならばもっと高い凄いのがあります。
背景や代表作を楽しみたいならば、この本が一番コストパフォーマンスに優れていると思います。
非常に大判でしっかりした装丁。
作品もページになるべく大きく掲載されています。
ちなみに私はエッシャーの事を「ゲーデル・エッシャー・バッハ」で初めて知りました。
この本がエッシャーについての2冊目の本でした。
いい出会いだったと思います。
宝物になっています。
この本は学生の頃に初めておこづかいで購入した「価値ある美術資料」です。
十余年はそろそろ経ちますが、今でも大切に持っています。
エッシャーは私が当時小学生の頃から雑誌のだまし絵特集があれば必ず見かける、一番身近な画家、版画家でした。
この方はカラーの作品も作っていらっしゃいますが大抵有名な作品はモノクロなので、「どうやってあの素晴らしい錯覚の構図を考え出したのだろう!」と興味がある方は持っておいて損はありません。
お値段もこの手の画集(資料集?)に見るウン万のものに比べれば遥かにお得、且つ資料価値もあるのでお勧めです。
延々登り降り続ける階段の塔、循環する滝の建物。仕組みを知りたい方!是非読んでみて下さい
だまし絵は、見る人に錯覚を起こさせます。 もちろん、だまし絵を描く側は、それを狙って描いています。 だまし絵の中には、最初から、これは「だまし絵」だと教えられても、どのように見えれば「正解」なのか、分かりにくいものも多くあります。 そういう、だまし絵を見て、どのような見え方が正しいのか、「ああでもない、こうでもない」と考えるのも楽しいものです。 だまし絵の楽しみ方は、それを見るだけではありません。 自分で、だまし絵を描いて、人に見せるのも面白いものです。 だまし絵は、その原理を知れば、だれにでも描けます。
ドリス・シャットシュナイダー&ウォレス・ウォーカー

定価: ¥ 1,995
販売価格: ¥ 1,995
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発売日: 2002-05-30
発売元: タッシェン
発送可能時期: 通常10~11日以内に発送
実際に作れます
カライドサイクルという耳慣れない言葉だが、美しい+形+輪という意味の造語。だまし絵で有名なエッシャーの模様のカライドサイクルを実際に作れます。非常に不思議な本。
杉原 厚吉

定価: ¥ 2,940
販売価格: ¥ 2,940
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発売日: 2006-02
発売元: 共立出版
発送可能時期: 在庫あり。
エッシャー(マウリッツ・コルネリス・エッシャー 1898年6月17日-1972年3月27日)は、建築が不可能な構造物や、無限を有限の中に閉じ込めたもの、次々と変化するパターンで平面埋め尽くしたものなど、ウッドカット、リトグラフ、メゾティントなどの独創的な版画製作で知られるオランダの画家、版画家です。 エッシャーの代表作としては、ループ状階段を登り続ける人と下り続ける人を描いた「上昇と下降」、新しい遠近法のあり方を示した「階段の家」、2つの手が互いの手を描く「描く手」、水面を境に魚と鳥のパターンが交錯する「空と水」などが挙げられます。 エッシャーの前期の作品は、カストロバルバ風景画が中心で、後期の作品は非常に数学、結晶学的な側面を持っており、それらは平面の正則分割、鏡面、新しい遠近法、不可能な図形、多面体という分類に分けることが出来ます。 エッシャーの、「平面の正則分割」に分類される作品は、エッシャーの数学的な構図として早い時期から現れ、後年にも無限の追求などの形で、何度も現れてくるタイプのものです。
野地 秩嘉

定価: ¥ 650
販売価格: ¥ 650
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発売日: 2006-11-07
発売元: 光文社
発送可能時期: 通常1~2か月以内に発送
ドキュメンタリーとしてはそこそこおもしろいが…
エッシャーの版画に魅せられた人々の人生と邂逅が綴られたドキュメンタリーとしての本書は、エッシャーの絵がどんな形で日本で受容され、周知されるようになったかのプロセスが描かれている。
昨年、渋谷で開催されていた「スーパーエッシャー展」に私も行ったが、大勢の人が来場していてエッシャーの知名度に驚かされた。どうしてエッシャーがこんなにも知られているのか、人気があるのか、そんなことが本書を読むと納得できる。
そういう意味ではなかなか評価できる本書なのだが、いかんせん文章が下手で、ドラマチックさに欠けてしまっているようにも感じた。第一章の強引なまとめ方では続きを読む気が失せてしまう。そういうわけで星三つ。
有名どころは載ってます。
エッシャーの有名どころの絵はほぼ載っていると思います。
文庫本なので当然絵は小さいですが、
それでもよければ十分楽しめます。
ノンフィクションだという小説は正直そんなに面白くはないです。
エッシャーを通して見る昭和レトロ
小売業の変化と昭和史、とか、クルマで振り返る昭和史、とか、食卓から見えてくるあの時代、とか、巨怪正力松太郎とその時代、とか、そういう本はいろいろあるが、これは「エッシャーを通して語るカタカナカルチャー黎明期の昭和史」の本だ。え、そんなことが可能なのか、だってエッシャーなんて名前、普通のお父さんやお母さんは知らないじゃないか、と思うでしょうが、読んでみるとこれがじつに自然だ。東京オリンピック。ビートルズとグループサウンズ。ベトナム戦争。ビギ、ニコルの旗揚げ、『anan』の創刊。中核、革マル、社青同、機動隊。表参道に飛び交う火炎ビン。美術書でないことは間違いない。しかしその語られる全体の軸が、エッシャーの版画と、それに魅せられた男女たち、ということになっている。
横須賀のバーで「LSDキメてこれ見ると最高だぜ」と米兵からエッシャーのポスターをもらう19歳フリーター。エッシャーに手紙を書いてアプローチを試みるもあっさり袖にされるミック・ジャガー。洋書屋の訪問販売でエッシャーに出会って興奮する真鍋博。亀倉雄策。永井一正。田中一光。少年マガジンの表紙を飾るエッシャー。なぜストーンズはダメで少年マガジンならいいのか、たぶん後者はエッシャーに無断でやったからだろう。勝手に下品な色もつけたらしい。折しもマガジン誌上では矢吹丈と力石徹の最期の死闘が繰り広げられていた・・・
・・・と、いうあたりからようやく、1976年、西武美術館で開催されて大盛況となった日本初の本格的エッシャー展の話へと雪崩れ込み、そこまでも面白いがそこから先もスピーディな展開で読ませる。巨額の借金を背負ってエッシャー・コレクションをポンと買うことになるニコルの幹部、これが上記のフリーターの20年後の姿。まるで因果は巡るエッシャーの図柄だ。読むとエッシャーを見たくなる、という意味では、やっぱりこういうのも美術書なのか。
エッシャーが描いた不可能な構造には、ペンローズの三角形や、ネッカーの立方体なども含まれています。 エッシャーの作品の多くはタイリング、つまり平面の正則分割、繰り返し模様と呼ばれる平面を、一定のパターンで覆うものとなっています。 エッシャーの作品の数学的な面は、エッシャーの在学中にも、平面の正則分割や球面鏡に関する作品を製作している事にも注目すべきと言われています。 またエッシャーは、自分の絵に何か寓意が込められていると思われることを嫌っていたと言われています。 エッシャーの作品は、日本では長崎県の佐世保市テーマパークのハウステンボスが、約180点にも及ぶ世界有数のエッシャー・コレクションを所有しています。 また、エッシャーの作品をモチーフにした3Dアトラクションの「ミステリアス・エッシャー」もあります。 その他、三重県立美術館にもエッシャーの作品、3点が所蔵されています。
アル セッケル

定価: ¥ 5,040
販売価格: ¥ 5,040
人気ランキング: 147638位
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発売日: 2008-04
発売元: 創元社
発送可能時期: 在庫あり。
だまし絵から錯視芸術まで(夢と覚醒の間)
地方紙の図書紹介欄にこの本の記事が載っていた。同時に掲載された収録作家の一人であるロブ・ゴンサルヴェスの幻想的で美麗な絵画が気に入って私はこの本を購入した。あれっ!?訳者の坂根巌夫氏は、私が丁度30年前の若き時に買ったM.Cエッシャーの画集に、解説者として名前を連ねていた人ではないか。どうりで同じアンテナだからピンときたわけだ。
これはとても斬新で興味深い内容の作品集です。「錯視芸術の巨匠」なのか?「だまし絵作家」なのか?ずい分と格差(?)のある言葉で同じアーチスト達に二重の呼称でタイトルをつけたのは何だか変にも思うが、それだけ知的かつ偏執的な感覚とパワーをもった多彩な美術アーチスト達を紹介しているからなのだ。ダリ、マグリット、エッシャーなどを好む人なら、現代のさらに進化したアーチスト達の創出する「不思議な混乱と驚きのファンタジー」にもすぐに馴染んでしまうだろう。一度に消化するにはディープ過ぎるので暇をみてはこの本を開いて楽しんでいる今日このごろ。
ジル・ネレー

定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
人気ランキング: 33011位
おすすめ度:

発売日: 2000-07-01
発売元: タッシェン
発送可能時期: 在庫あり。
全体的に見てコンパクトな一冊ではある
絵の大きさ、掲載数の豊富さ、色彩の鮮明度、価格から判断すると手頃な本といえるだろう。絵はそれほど大きくはなくインパクトに欠けるが、集英社の代表的な画集は価格が2倍以上するし、西村書店のものは色彩が悪いので、相対的にマシといえる。年代順に並べられて簡素な解説が付いており、一気に読み通すことが出来るのがよい。ただし2倍の価格でタッシェン社が出しているビッグアートシリーズのほうが絵が大きくダリの世界を堪能できるように思われる。また同社出版のダリ全画集は、図版が本書よりも小さいものが多いが、掲載数の豊富さとこの値段を考慮するとより薦められる。
エッシャーは、オランダのお雇い外国人として来日したこともある土木技術者の父ジョージ・エッシャーとその2番目の妻サラ・グレイマンの間に生まれた5人兄弟の末っ子でした。 1903年にエッシャーはアルンヘムに引っ越し、13歳まで土木技術について学び、ピアノのレッスンを受けていました。 エッシャーは、1919年からハールレムの学校に通い、建築と装飾美術について学び、装飾美術についてサミュエル・メスキータに才能を見出されます。 エッシャーは、そこで絵画とウッドカットの経験を積み1922年に卒業します。 エッシャーは、1924年結婚し、1926年には長男が生まれ、1930年にはエッシャーの風景画最高傑作といわれる『カストロバルバ』を制作しました。 1935年エッシャー一家はスイスに移り住みますが、スペイン南部への船旅を計画し、エッシャーは船会社に、乗船代金の替わりに旅の途中に作製する版画を受け取ってくれないかと提案した。 このとき船賃として制作された48枚の版画には『幻窓』、『マルセイユ』、『貨物船』などが含まれていました。
ダグラス・R. ホフスタッター

定価: ¥ 6,090
販売価格: ¥ 6,090
人気ランキング: 130801位
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発売日: 2005-10
発売元: 白揚社
発送可能時期: 在庫あり。
初版翻訳本が出たころには、文系学生、院生がよく持っていたものです。御洒落のつもりかな・・・。
これは世界中でよく読まれました。早熟に生まれた多才D. R. HofsutaderのFascinating Bookです。本当は、原著か20周年記念版ではない初版翻訳本が私は好いと思いますが、“This book applies Godel's seminal contribution to modern mathematics to the study of the human mind and the development of artificial intelligence.”なる内容じゃ文系関係者には無理というもの。それなら昔のクヤシサをというわけで。本著の宣伝文“「本当は何を書いた本なのか?」という多くの読者を悩ませ楽しませてきた問いに、著者自ら答える序文を収録する。”にひかれてお読みになるのも好い事です。しかし、著者は「わたしが十五歳の頃に興味をもっていたような事柄に関心のある、十五歳の頭のいい連中」に読んでもらいたいと答えている。初めてお読みになる方は夏休みの等の数日間に集中してお読みになってごらんなさい。きっと、未知の領域から得ることが多いでしょう。難しいけれども楽しい本です。文系、理系は問いません。翻訳は素晴らしい出来です(大先輩も訳者の一人)。これは、INVITATION TO “ GODEL, ESCHER, BACH “です。この本のレビューは野暮でしょう。私自身1979年、1985年にキチン読んだからこそお薦めするのです。これも脳力になる。
脳みそをぐーるぐるとかき回されたい方にお薦め
この本は、無限に追いつけないパラドクスで有名なアキレスと亀の2人の対話を通して、科学と芸術における類似性や矛盾、再帰、ヒトゲノムなど様々なテーマが、「不思議な環」を形成することを綴ったエッセイであり自己言及であり、ああ、とにかくぐるぐるめっこなのだ。
ゲーデルは数学の世界で不完全性定理を唱えた人物、エッシャーはだまし絵で有名、バッハは言わずとしれた大作曲家である。
自己が自己に言及したり言語をその言語で記述するメタ言語は、巡り巡って矛盾を生み、元に戻ってくる。二次元の中で世界を記述する絵画では、登り続けた階段が同じ場所に戻る矛盾も生まれてしまう。聴いていて美しい音楽は数学的な美しさも持ち、親和性の高い調正に転調を繰り返しながらもいつの間にか元の調に戻ることも可能である。
情報基礎科学とは数学と芸術と音楽と様々な関係があるのである。文句なしに面白かった。さらに、おそらく英語でのだじゃれを何とか日本語に訳した苦労も忍ばれるのである。全体論と還元論の比喩に、蟻のコロニーと蟻の個体を使い、エッシャーの絵「蟻のフーガ」を挿入し、フーガの技法をもじって「フーガの蟻法」と段落名が付いている。もう、楽しいやら苦しいやら。脳みそをぐーるぐるとかき回されたい方にお薦めです。
アラン・チューリングのファンの方もぜひ読んで下さい
数学ネタの「フィネガンズ・ウェイク」。
だから、訳者に柳瀬尚紀がいるw
数学用語も駄洒落で二重表記する、
壮大な数学ギャグの世界だが、
真面目な演習問題が延々と続くページは、
文系にはキツイかもしれない。
章と章の間にゼノンのアキレスと亀との漫才が挟まっているので、
漫才部分は、ルイス・キャロルの小説のように楽に読めるが、
真剣に考えて、練習問題を解きながら読むと
時間かかって仕方がないので、
斜め読みで軽く理解出来るところだけを飛ばし読みして構わないと思う。
ゲーデルの不完全性定理を
音楽プレイヤーに例えるというナイスな説明もあるが、
私が一番感動したのは、超自然数の話である。
ユークリッド幾何学以外に、
存在しない時空の幾何学、
ヒルベルト幾何学、運動量幾何学、位相幾何学などがあるが、
我々の自然ではない別次元の自然に、
超自然数というのを仮定出来るのだ。
我々の自然数で表記すると、
(3、-5、7)などのように3つのインデックスの組み合わせ表記するしかない
超自然数が存在するのだ。
自然数に対するクォークみたいな数字、
それが超自然数である。
そんなもんが何の役に立つかと言うと、
無限の極限の極少や極大を計算する時に役立つらしい。
一番小さい超自然数も、我々の自然の中にあるとするのなら、
アレフ0の彼方に位置づけられるらしいw
超自然数がある世界にはもちろん、
超無理数、超虚数もアレフ1にあるらしい。
アレフ2の超越数は、超超越数と表記される事になるので、
語呂が悪いので存在しないかもしれないw
というか、この本が書かれた時点では、
アレフ2は発見されてなかった感じ。
あと、アラン・チューリングの天才性は、
ゲーデルにほとんど匹敵することがうかがわれて、
チューリングファンは必読の書。
チューリングもほとんど不完全性定理に到達してたと思われ。
ホフスタッターは自意識ある人工知能が作れるという立場だが、
公式には絶対存在出来ないと諦観してるのが面白い。
心の再現に機械が成功したとしても、
「再現出来た心は人間の心の重要な本質ではない」
と因縁付けて、機械の心を認めない勢力が必ず跋扈すると予測してます。
ホフスタッター自身は機械が心を持った時点で、
機械と呼んではダメポと言ってます。
心の考察で、認知科学の色々な話題も語られるが、
パターン認識の話題は無くてもよかったと思う。
鳥でもピカソの絵とモネの絵は見分けられるのだから、
人間知性の本質は画像解析能力ではないと思う。
やはり文字、言語能力が本質だと思う。
情報を読み取る能力というより、
人工的な情報があると認識する能力、
フレーム認識が鍵だと私は思う。
鳥はピカソとモネが区別出来ても、
絵という概念は持ってないということです。
はやし はじめ

定価: ¥ 5,775
販売価格:
人気ランキング: 137090位
おすすめ度:

発売日: 1985-05
発売元: 白揚社
発送可能時期:
北野武さんに影響した本(だと思います)+英文法研究書としても読めるのです
「不完全性定理」を証明した数学者ゲーデル、だまし絵で有名な画家エッシャー、音楽家バッハを論じた本。ホフスタッターは当時ミシガン大学の人工知能の研究者。お父さんはノーベル物理学賞受賞者。ホフスタッターはどんな人たちに読んでもらいたいかを問われて「わたしが15歳のころに興味を持っていたような事柄に関心のある、15歳の頭のいい連中」に読んでもらいたいと答えている。
私自身は大学の哲学科の先輩に紹介していただいた想い出のある本。あの世界の北野武(ビートたけし)が20年前ぐらい前にバラエティ番組でこの書名に言及したのを偶然テレビで見たこともある、そのくらい当時読まれたすばらしい本。(2008年現在、北野武さんの最新作映画の題名が『アキレスと亀』だとテレビで知って、本書がたけしさんに与えた影響はこんなにも大きかったのか! と驚きました)
翻訳チームがすばらしく、この翻訳をきっかけに日本の英文学界・数学界は大きく進歩したと私は思っている。
言語に関しての示唆が多く、英文法研究書としても読めるのです。
● <人工知能の知識の分類>
? 手続き型:Bottom up方式
「あなたの居間の椅子の数は?」、イメージの中で、あるいは実際に数えようとする
⇒how toとしての知識
? 宣言型:Top down方式
「シカゴの人口は?」「500万人」と、どういうわけか心に浮かぶ。
⇒事実としての知識
● 【否定/助動詞】話し手の判断が入っていないと思われている文にも事実だけではなく、判断が入っている例
p. 630 「起きなかった」ということに度合というものはない。「ほとんど起こりそうだった」は心の中にあるのであって、外的事実の中にはない。
●p. 631【没価値の叙述文】叙述⇒叙述+不定詞⇒仮定法⇒助動詞+不定詞
「私はロシア語を知らない」→ロシア語を知りたいなあ、知っていたらなあ、チェーホフを読むのになあ。
●p. 351【名詞】原型原理(プロトタイプ)
「記号」⇒【名詞】
「クラス」⇒【種類=一般的な話題】
「事例」⇒【メンバー/ある人や物を指す具体的な話題】
脳の中で記号はクラスを表わすのか、それとも事例を表わすのか? ある記号はクラスを表わし、他は事例を表わすのか? どの部分を活性化されるかによって、単一の記号がクラス記号および事例記号の双方の任務を果たすのだろうか?
p. 142【関係代名詞(制限用法)】
同一人物についていく通りにも心に描くことができる。例えば、
その著作を私が先月ポーランドの友人に送ったところの人物
今夜、この喫茶店で私と私の友人に話しかけた見知らぬ人物
この2つが同一人物を表現していることはアプリオリには明らかではない。しかし、その晩の会話の中で2つの記述が実は同一の人物をさしていることを明らかにするような話題にぶつかれば、こう叫ぶことになる。「なんだ、あの人のことだったのか!」
難解で、長い!
ゲーデルの「不完全性定理」、エッシャーの「だまし絵」、バッハのフーガとカノン、が本書のタイトルの由来ですが、中心はゲーデルです。ーー正直なところ、私には本書が理解できていません。数字を苦手とする私にとって、超数学や固体物理学が語られているページは、読み流すだけでも苦労しました。また、大変な大作で、文庫本にすればゆうに4冊分ぐらいはあると思われます。それにもかかわらず、全然読めていないと思いながらも、大きな感動を覚えました。
本書で繰り返し登場するのは先の3人ですが、他にも様々な話題に触れられていて、日本の俳句や禅問答など、難解なゲーデルの世界を少しでも親しみやすいものにしよう、せめてゲーデルの雰囲気だけでも読者に伝えたい、という著者の熱意が伝わってきます。ーーとはいえ、もともと難解なものを簡明にすることはできませんし、著者もそのような安易な誤解を生じかねない方法はとっていません。難解であることに手加減していません。それでも、採り上げられている話題の中には比較的親しみやすいものも含まれていますので、忍耐力さえあればどうにかついていける、というのが、数学オンチである私の素直な読後感です。長い(様々な話題が豊富に語られている)というのは、本書の場合は<長所>だと思います(短く要!点だけまとめられていたとしたら、私なんかではとても手が出ない)。
理解できていない、読めていない、と繰り返しながら推薦するのは図々しいと思いますが、理系は苦手だが興味はある、という人にも、是非読んでみてほしいと思います。ーー読み終えたあと、きっとあなたの世界観は変わっている! 挑戦のしがいは、充分以上にあると思います。
人生に一冊の本になるかも
結構昔に書かれた本ですが、内容は今でも十分に意味のあるものです。実に広い視点から、非常に深いところまで考えられていて、全くただただスゴイという他ありません。この本は単に人工知能についての本とも、あるいはゲーデルの不完全性定理に関する本だとも言い切れず、あらゆる分野に応用可能なものだと思います。「なぜ?」という問にこだわる人は是非手にとって読んでみると良いと思います。読んできた本がそれほど質が高くないのかもしれませんが、今までに読んだあらゆるジャンルの本の中で考えても、これがベストです。
エッシャーの作風は、アルハンブラ宮殿の再訪以来一変しました。 それまでは風景画が中心を占めていましたが、エッシャーは数学的な趣向の、どんな種類の作家にも見られない特有な世界を創り出します。 エッシャーは、ジグソーパズルのように平面を黒と白の模様で埋め尽くす手法を使い「メタモルフォーシスI」「昼と夜」、「循環」などを制作します。 エッシャーは、1950年代にアメリカの2つの雑誌に紹介され、急速にアメリカの若者の支持を得ていきます。 エッシャーは、1950年にオランダ紙幣のデザインに取り組みましたが、残念ながら紙幣は発行されませんでした。 その後、エッシャーは多くの地質学者と交流を持つようになり、1955年、ヒルフェルスム文化賞を受賞しました。 有名なエッシャーの作品、「凸面と凹面」、「物見の塔」、「円の極限IV」、「上昇と下降」、「滝」がこの時期に生み出されました。
